6年前の高校の寮の火事。火事で亡くなった生徒の遺族が訴訟をおこす

6年たっても、解決していないことがまずうかがえますね。

生徒遺族が学校側提訴 13年愛知の高校寮火災「防火体制不十分」 静岡地裁(8月15日 静岡新聞)

 愛知県新城市で2013年、私立高の寮が全焼し、掛川市出身の2年生の男子生徒=当時(16)=が死亡した火災で、生徒の遺族が14日までに、同校を運営する学校法人を相手取り、慰謝料など約5300万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こした

…民事での裁判。刑事的にどうだったかは、引き続き記事を引用。

 愛知県警は、たばこの不始末が原因として、火元の部屋に入居していた当時2年生の元生徒を失火容疑で家裁送致。家裁は15年に元生徒を不処分にしている

…喫煙についてこの問題もあったのですね。J-CASTニュース「男子生徒焼死の高校寮火災―4年前には「喫煙容認」で物議」(2013年5月10日)

 開校時から生徒の喫煙が問題視され、07年には女子寮がタバコの不始末からボヤ騒ぎを出している。このため、校長は吸殻が近くの林に引火して山火事になるのを心配して、07年に喫煙室を設けて物議をかもしたこともある。

警察は08年に青少年保護条例違反の疑いで家宅捜索し、校長は書類送検されたが、保護者の嘆願で起訴猶予処分となった。以来、…禁煙指導に力をいれてきたが、今年4月に入ってきた女子新入生の一人が喫煙指導を受けるなど、隠れて喫煙する生徒は絶えなかったようだ。

 コメンテーターの菊池幸夫(弁護士)「今年2月にもボヤ騒ぎがあったと聞き及んでいます。そうした例からも、スプリンクラーを設置して置けばよかった」

…実際、静岡新聞の記事によると、原告側の主張に、

 スプリンクラーや消火栓が設置されていなかったなどと指摘し「防火体制や防火指導が不十分だった

…ともあります。

以下、私の考えです。
死亡事故になったことは事実です。
当時、新聞、テレビ等で話題になった、注目も浴びています。
話し合いは当然されたでしょう。そこで納得されれば、訴訟にはなりません
普通に考えると、「誠意が無い」なのでしょうか。

事後のテレビ(東海テレビ)取材放送の覚え書き、要は私の過去ブログ「私立黄柳野高校、5月の火事の原因の「喫煙」生徒の家裁送致を受け、亡くなった生徒のお母さんが話す」の引用、

お母さんは、警察の方からは、想いに添えない形になりそうで申し訳ないです、と1週間前に話があったそうです。
むしろ、失火の本人(その家族も含め)「謝罪がない」とはっきりおっしゃっていました。
というか、まったく連絡の1つもないそうです。

…ただ、今回の訴訟にタバコの不始末の相手が入っていません。ので、そちらは責を問えないか、問わなくていいという考えになったか。

この火事の後、学校では毎年、火事の日に慰霊の式典はおこなっています
当たり前ですが繰り返してはいけない。もう一つ言えば、強い禁煙指導になります。

亡くなった生徒家庭相手で言えば、定期的には出向いて線香の一つでもあげる、ということをしているかどうか。
金銭的に相応の補償をしているかどうか。

カンパのお願い」チラシ
私学の労組のチラシが回ってきているのを見ました。黄柳野高校の先生らへの。時期は、この火事のもう少し前だったかと。
何でカンパでしょうね?
黄柳野高校はボーナス無いんです。県立高校で言えば夏冬それぞれ3か月分ぐらいありましたよ。
なので、その支援カンパ。
要は、それだけ財政の苦しい学校
スプリンクラーを設置するどころではないですね。
生徒が増えてはいないと思われますので、財政事情は変わらないでしょう。

とすると、損害賠償が不十分な金額だった、で交渉で折り合えなかった。ということで訴訟、がありげな理由かと思います。

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